【写真図説】1日で作れる! 簡単・軽量な1万円のチキントラクターAir、完成!

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チキントラクターとは?

ヘイヘイ!
みんなはチキントラクターって知ってるかい?

エンジンで畑を耕すのがエンジントラクター、
チキン(鶏)で畑を耕すのがチキントラクターというわけさ!

というのも、鶏は
・足で1日中地面を掘りながら、
・鶏糞や尿や羽の有機物を落とし、
・草を食べてくれるので、

移動できる鶏舎に鶏を入れておけば、数日後には除草完了&肥料散布終了&卵まで手に入るのだッ!!!!

チキントラクターはみんな大好きパーマカルチャーの知恵、世界には頭のいい人がいるもんだ!

そんな素晴らしいチキントラクターなのだけど・・・

チキントラクター唯一にして最大の欠点、木で作ると重い・・・

古いチキントラクター

そうなのよ。木で作るとめちゃんこ重い。
というのも鶏にとっては、1畳の広さ(90cm*180cm前後)に2〜3羽の密度が、ストレスなく暮らせる広さらしく、1畳の小屋を木で作るとそれなりに重い。

ちなみに上のトラクターは車輪の位置が間違っていることもあり、大人2人でも動かない。

重いと運びづらい。
 ↓
車輪つける
 ↓
しかし車輪は値段が高い
 ↓
さらに車輪をつけるなら、それを支えるための剛な構造が必要になって、より重くなる&太い材料は値段が上がる
 ↓
重いから運ばなくなる
 ↓
チキントラクターである意味がなくなる!!!
(鶏が一ヶ所に居続けると、地面がヘドロ化して不毛の大地になる)

という魔の連鎖がありまして、それをなんとか打破したダイナミックラボモデルを作りたかったのでした。

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試作機、チキントラクタートラヴォイ

1日で作れる! 簡単・軽量な1万円のチキントラクターAir、完成! トラヴォイ編

そんなわけで7月末に制作を始めた、チキントラクタートラヴォイ。
トラヴォイとは北米先住民の使ったソリのようなもので、車輪を持たない彼らが楽にものを運ぶための知恵でした。

車輪をつけず、側面はコンクリメッシュ(鉄網)にしたチキントラクタートラヴォイ。

なかなか良かったんだけど、

・・・やっぱり重かった。
(うちの奥さんじゃ引けない)

あとコンクリメッシュをガワにしたので、それで大きさの制限を受けて、天井が低くなってしまった。

うーん、イマイチ!

トントン拍子でチキントラクターAirを開発!

せっかく作ったトラヴォイは重かった。
名前はかっこいいのに残念。

次は何で作ろうかなぁ、、、と考えること数日、
普段は寄らないホームセンターの園芸コーナーでビニールハウス資材が目に留まり、19mmパイプコーナーをまじまじと見てみると

「あれ・・・全部パーツある・・・!!!」となり、組み合わせたらすぐできちゃった、というところ。

チキントラクターAirのいいところ!

まず軽い

軽くないとみんなが使えないので、必須条件!

安く作れる

高いんだったらいくらでもやりようが出てくるので、これも必須条件!
できれば1万円で納めたい。

ほとんど工具を使わない

唯一、弓のこが出てくるけど、この機会に弓のこで金属を切る経験をしても良いのではないでしょうか、というご提案を込めて。
もちろん工具を使わない方が、多くの人にとって簡単。

汎用部品の集合体のため、すぐ直せる&材料の入手性が良い

日本中のホームセンターで購入できる部品ばかり。
頑張った!

拡張性が高い

飼ってる鶏の数に応じて、自由に長さ調整することができます。

名前が某リンゴ社製品みたいでかっこいい

なんと顔認証機能つき
なんでもないです。

ないったら!


というわけで、いいとこいっぱい。

すごい!
すごいぞチキントラクターAir!!!

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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて15000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、環境再生技術の知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

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