以前もらって来た、ボロボロのRVボックス。
頑丈で踏み台にもなるし、たくさん入るし大人気の商品なんだけど、プラスチックは紫外線で劣化するので外に置きっ放しにするとご覧の通り、、、
表面が白っぽくなり、ガサガサしてヒビがはいってくるのでした。
寄ってみると、
こんな感じ。
コンクリート面っぽいというか、ざらざらというか。
これをさらに放置すると、どんどん脆くなって、ある日持つとパキパキ割れる、あの状況になるということですな。
マイクロプラスチックが話題に上るさっこん、そもそもこの状態で直しちゃうぜ!
プラの脆化復活はヒートガンで炙るだけ。
以前は私、目の敵にしていたヒートガン。
(「熱風出すためだけに1500W以上使うなんてありえない!」みたいな感じ。)
ところが、使ってみるとなかなかどうして便利な道具でした。
便利さゆえに、ソーラーで運用するのであればまあいいかなぁ、と思うように。
というわけで、ヒートガンで脆化したプラ表面を炙るだけ。
次第に溶けて濡れた色になり、ざらざらが溶けて平坦になるはず。
お写真左が炙り前、お写真右が炙りあと。
ちなみに炙りすぎると、プラが焦げたり、溶けたプラで表面が波うったりします。
100倍の倍率でプラ表面を見てみよう!
そしてそして「三度の飯より定量化」がポリシーのわたくしテンダー、ハンディ顕微鏡でプラの表面を比較検討だい!
こちら、炙り前の脆化状態表面。
大きくして見てもやっぱりざらざらしてる。
これがポロポロ剥がれてくるのは、想像通りというか、実感と一緒というか。
続きまして、炙りあと。
おお、なめらかー! 大福の表面みたい
ちなみに、薄いヒビはヒートガンでちょっと炙ったくらいじゃ消えなかった。
しばし炙れば消えるんだけど、まあ一旦表面が滑らかになれば、それ以上ヒビも進行しないだろうし、このままでもいいかなぁと。
この方法は厚手のプラにオススメです!
薄いプラ製品にヒートガン当てると、一瞬でくにゃくにゃってなることがあるので気をつけてね!
みんな、もっとプラ製品を直そう!
今後の経年比較用に、1列だけ滑らかにしないでとっといた。
というわけで、プラ製品って結構直す選択肢がいっぱいありまして、
・割れた場合は半田付けで補修(近いうちにアップします)、
・パーツがない場合は3Dペンか3Dプリントで部品が作れるよ。
みんなもプラ製品を直そう!
んじゃまたー!
コメント
コメント一覧 (5件)
大変面白い記事でした。
渋い感じでいいですね。劣化ではなく、深化と言えましょうか。
その後の変化はいかがでしょう?
気になっております。
その後も補修部分は問題ないと思います(問題がないので気にしてなかった)。
近いうちに写真撮って、記事に追加しますね。
[…] https://sonohen.life/pla-restoration-01/ […]
思い出が詰まっていて捨てようか迷って捨てられなかったプラ製品があります(コンテナとクーラーボックス)
試してみようと思います!
素敵なアイデアをありがとう御座います!
お役に立てたようで何よりです!
この記事には書いてないですが、炙ったあとにクレポリメイトというのを吹きつけてからササっと拭うと、あら不思議、新品同様に綺麗になりますよ!