2.網を張る
さてさて、いよいよ網張りですよ。
網を張ると骨組みの調整がしづらくなるので、歪みを直したり、位置を変えたい場合は今のうちに直してね。
2019.12/27追記:
アニマルフェンスネットは長持ちしませんでした。
亜鉛引亀甲網(あえんびききっこうあみ)を推奨!亀甲網を使う場合は、以下に説明する網針を使わず、亀甲網の末端をラジオペンチなどで曲げて、網に絡ませて収めます。
ちなみに亜鉛も鉄も、環境に害悪をなさないので、化繊のアニマルネットより破壊的でない、はず。(鉄はむしろ環境に良い)
2-a. 軒を一旦外す
作業の都合上、軒の長パイプを一旦外す。
というのも、網を張るときに邪魔になるから。
軒を外したら、網をチキントラクターの横に寝かして長さを見る。
2-b. 網針を割り箸で作る
と、ここで網を縫うときの強い味方、網針を作りますよ!
手順はとっても簡単。
1.割り箸を割って、
2.ちょっとずらして
3.ビニテで上下だけを巻く
おしまい。
先端(針の進む方向)は、カッターナイフなどで削っててちょびっと尖らせればなお良い。
できた網針の真ん中に麻紐を挟み込めば、
網縫うのめっちゃ楽!
ちなみに、世の中にはネット張り用ロープというのがあるけれど、別にこれじゃなくても網は縫えるので、お好みに応じて。
2-c. 網を縫い始める
入口側のアーチパイプから縫う
というわけで縫い始め。
網目を5目くらい折り返して、縫い止める。
つまり、床側に5目、入口側に5目はみ出させておく。
こういったネジ部分は網が変に引っかからないように逃がすこと。
網針で麻紐を通す。
網針を引き抜く。
このまま引っ張り続けると麻紐が抜けてしまうので、端っこは網かパイプかに結びつける。
ちなみに網の縫い方は本当は色々あるんだけど、ここでは波縫い(あっちに行ってこっちに帰りながら進むだけ)でいいと思う。
ほつれたり弱かったら、そのとき変えよう!
そのまま、アーチパイプに沿って上へ縫い進む。
頂点を越えてちょっといったあたりで、網の端に行き当たるはず。
ここまで縫ったら、出口側で網を引っ張る。
なるべく網目が平行になるように、ピンと張る。
梁に網を引っ掛けて、やっぱり5目分を残して、ハサミで切る。
切ったらこちら側も縫う。
次は床側
床側を縫う。
縫うときは、チキントラクターをひっくり返して、作業しやすい高さにする。
やはり5目分を折り返して、波縫いで縫う。
終わったら反対側側面も同じように網を縫い付ける。
頂点付近、網の端が重なるあたりを縫い止める。こんな感じ。
なるべく平行に縫えると綺麗。
側面に網を張り終えたら、軒を戻そう。
ここまでできるとこうなる。
うーん、美しい!
扉に網を張る
扉を倒して、網を乗せてみる。
やっぱり5目分を余分に取って、軸から縫い合わせる。
軸を縫ったら、
ピンと網を張って扉を閉める。
はみ出た分を5目残して、ハサミで切る。
このとき、パッカーの短いのがあると、仮留めが楽。
というわけで扉に網、張り終わり。
反対側の扉も網を張ったら、網張り終了!
長かった!
慣れてれば、網張り作業は一人で3時間くらい。
ここまでできれば、とりあえず鶏は入れられるね!
3.天幕を張る
さあ、いよいよ最後だ!
ターポリンをチキントラクターに載せて長さを見る。
ちなみに、ターポリンは
「◯◯くん、全国大会出場おめでとう!」とか、
駅ビルの「◯◯夏のスパークリングセール!」とか書いてあるアレのこと。
塩ビシートであり、耐候性に優れているので、屋外用途で使われており、、、
うまく交渉するともらえるぜ!
というわけで鹿児島県南さつま市のサンディーくん入りのターポリン、チキントラクターに使いますよ!
雨ざらしだったためにターポリンが汚れてるけど、雨が降れば流れるので気にしない。
端っこに長いパッカーを取り付ける。
短いパッカーがあれば、端っこまで止められる。
最終的に、どういう仕舞い(しまい)にするか決めてないので、ちょっと長めに出してる。
ターポリンは塩ビなので、熱か、塩ビ用接着剤でくっつけることができる。
片側を止めるとこんな感じ。
反対側も同じように止めて、はみ出る長いところはハサミで切ろう。
最後に頂点で重ねてパッカー留めにする。
重ねしろがペラペラするので、おいおい熱溶着しようと思う。
下から見るとなぜか商店街感ある。
というわけで一旦完成、お疲れ様でした!!!!!
チキントラクターAir、完成!
さっそく4羽投入。
このサイズだと4〜5羽入れられるかな?という広さ。
始めは戸惑っていたコッコたちも・・・
数時間で適応!
草をついばんだり、虫を探したりし始める。
いやあ、良い!
軽いので女性が一人でも、引きずって移動させられますよ!
この後のオプションとしては、
- 止まり木をつける
- 暗くて安心できる産卵箱をつける
- 水の汚れない給水機をつける
- 自動エサやりフィーダーをつける
- 廃品のタイヤをつける
てな感じかな。
これらも追ってお知らせします。
チキントラクターAirの注意点
軽いのがウリなので、強風でひっくり返ることがある
これは仕様上しょうがない。ので、移動させない日は、ペグや重しを扉の軸につけて固定するのをお勧めします!
耐久試験をしてないので、どれくらい持つか不明
とはいえ、亜鉛引きの鉄パイプはかなり保つと思うし、網はそもそも直しながら使うものだと思うので、手を入れつつ5年は保つんじゃないかなぁ、という想定。
車輪をつけていないので、引きずるときに底面の網がこすれて破れることが一番心配。気をつけてね!
ほとんど雪の降らない鹿児島仕様なので、雪国の冬では寒いと思う
全体を防寒仕様にする必要はないけど、2階部分に断熱材を入れた箱を作って、寝るときはそこにコッコが入れればいいかもね!
というわけで、作り方解説終了。
いやあ、長かったね!
つくレポ待ってます!
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