1000円の自作浄水器で美味しく水を飲んじゃうぞ! 01

1000円の自作浄水器で美味しく水を飲んじゃうぞ! 01

どうもこんちくわ。テンダーです。

さてはて、ダイナミックラボは築50年の鉄筋コンクリートの廃校。
素晴らしく状態の良い建物ではあるけれど、水道管はおそらくメンテしてないであろう、とっても金属くさくて塩素臭のある水が出るのです。

(自宅が無塩素の山水なので、余計気になるというのもあり。)

このラボ水を使うとヤカンや鍋もすぐに塩素くさくなってしまうので、心の師匠・藤村靖之博士の浄水器をお手本に、高性能浄水器を自作&試作だ!

この記事は試作のレポートであり、今後より良いものを作るのでお手本にしないように!
(この試作機は大量に水漏れが発生します)
完全版の記事では誰でも再現して作れるように、詳しく手順を載っけますよ!

目次

自作浄水器は拍子抜けするほど簡単。

材料の調達

1000円の自作浄水器で美味しく水を飲んじゃうぞ! 01

ホームセンターや100円ショップ、ネット通販から適当に材料を調達する。
– TS13くらいの塩ビ管・給水栓
– それに合いそうなパッキン
– それに合いそうな竹ノ子ニップル(樹脂製)
– それに合いそうな透明ホース20cm
– ヤシガラ活性炭(1袋80g前後が11袋入ってた)
– ダイソーで300円で売っていた耐熱タッパー
– 写真には写ってないけど、ホースバンド(買い忘れた)
– 写真には写ってないけど、適当な蛇口(古い家にはよく転がっている)

以上。

ちなみに藤村博士いわく、浄水器の化学物質吸着性能は活性炭の量で決まるらしい。
この試作機は80gのヤシガラ活性炭の袋が2袋入るので、そこらへんの市販浄水器よりもカートリッジ内の活性炭の量は全然多いはず。

得意なこと

  • 活性炭による水中の塩素・トリハロメタン・残留農薬等の化学物質の除去
  • ゼオライトによる水中のセシウムの除去(ゼオライトろ材使用時)

苦手なこと

  • 泥、サビ、バクテリアなど活性炭で除去できない物質を含んだ水のろ過
  • ヒ素や重金属で汚染されている水のろ過
  • 熱水のろ過(水温が上がると除去性能が下がります)

(以上、非電化工房・がらすびん浄水器 より引用)

蓋に穴を空けて組み合わせる

1000円の自作浄水器で美味しく水を飲んじゃうぞ! 01

いきなり完成。
TS13の給水栓のねじは1/2インチなので、市販の蛇口がそのままフィットするのです。

ちなみにホースを繋いでいるところのタッパー蓋が傷ついているのは、木工貫通ドリル21mmで無理やり穴を開けようとして、蓋が割れたから。
ポリプロピレンに貫通ドリルを使ったらダメだぜ!(震え声)

しょうがないので、半田ごてで溶かしてプラ溶接しました。

それと、タッパー側に蛇口のひねるところをつける必要は全くなく、ただ単に転がってたのをポン付けしただけ。
ここは言ってしまえばホースでも塩ビ管そのままでもなんでも良い。

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水を流してみると、四方八方から水漏れ。
ダイソーの耐熱タッパーは、水道の水圧には耐えられないことが発覚。

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接続してしばらくは、炭混じりの黒い水が出るけど、しばらくすると透明になる。
本当は、活性炭の袋を不織布のバッグに入れたほうが良いけど、持ってなかったから省いた。

多分色々匂いやら味やらあるので、最初は結構な量の水を出しっぱなしにしたほうがいいかも。

というわけで水漏れしてても浄化性能には関係ないので、早速試飲です。

自作浄水器の水を飲んでみる

まずはそのままの水道水。

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・・・・。

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くぱぶぺ ぼべばべん!(臭くての飲めません!)

なんということでしょう。
山水で5年間暮らした体には、塩素の入った水は堪え難いのでした。

かわいそうなテンダー!

続いて、自作浄水器。

1000円の自作浄水器で美味しく水を飲んじゃうぞ! 01

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これは・・・!

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水のIT革命や!!!

匂いはほぼないと言っていいと思う(元バーテンダー判定!)。

さらには、もともとラボにつけてた市販の浄水器よりも臭みは少ない感じがする。

これは、、、安いし、効果絶大でいいですなー!

自作浄水器、今後の改善点

  • 容器をネジ付きの、密閉性の高いガラス瓶に変える。
  • out側の蛇口を汎用性があって、家にあっても違和感ないものに変える
  • 取り付け場所に対する汎用性をあげる(多くの蛇口につけられるようにしたい)

てか、今思ったんだけど、ダイナミックラボは小学校の廃校なので、これが成立するということは、全国の小学校に設置できる、ということじゃないか!

そんなワークショップも良いですなー。

続く!

自作浄水器の続き

さらばカートリッジ! ペットボトルを浄水器に変える3Dプリント製の「PBP-01」完成!

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この記事を書いた人

ヨホホ研究所主宰。火起こしから電子回路まで、先人の技術を引き継ぐ1万年目のこども。環境問題や争いを解決する手段として、先住民技術と対話を重んじる。職業はヒッピー。
電気・水道・ガス契約ナシの年間家賃1万円の家、てー庵に暮らし中。

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