日干しレンガで作った炉に火入れしてアルミを熔かしてみた

こんにちは,くろです。
先日更新した記事の「炉」が乾いたので火入れを行いました。

日干しレンガで炉を作ってみた

まずは枯葉や小枝を燃やしてみます。
下部の空気穴から空気を吸い込んで,勢い良く燃えてくれました。

次に木炭を投入し,アルミ缶を細かく破砕したチップの入ったステンレスの容器を炉の中に設置します。
その後,ブロワ―で空気を送ります。

この時点で激しい火の粉が飛び散ります。
炉の内部の写真を撮りたいけど火の粉が激しくて中を覗き込めない。そして,カメラを構えていると腕や身体に火の粉が乗っかってきて熱い!
一人で「熱っ!熱っ!」と言いながら撮影していたので写真もブレが多くなってしまいました。

気になる温度はというと・・

まずは280度。

順調に上がって409度!

まだまだ上がって525度!

続いて531度。
最初の木炭が燃え尽きてきたので,温度の上昇幅が小さくなってきたようです。
ここで一旦木炭を追加しました。

木炭の追加後は更に温度が上昇します。
553度!
目標のアルミの融点まであと少しだ!

そしてそして,ついにアルミの融点である660度に到達!

まだまだ上昇して705度!

そして917度!
ダイナミックラボにあるピザ窯での最高温度は800度代だったので,記録を更新しました。

勢いに乗ってまだまだ熱くなります!
なんとこれまでに見た事のない表示が!
OL!!

OL・・?
どうやらこの温度計で計れる温度の上限に達したようです。

気になるアルミの状態はというと,頑張って炉の中を覗き込んでいると銀色の液体がプルプルしています。(熱すぎて写真は撮れませんでした)
全体がドロドロになっているわけではないけど,一部は完全に溶けて液体になっています。

この液体を粘土で作った砂型に流し込めば好きな形にできるはず!

と,いうわけでアルミの入ったステンレスの容器を炉から取り出して傾けてみたところ,さっきの液体が出てこない。
全体が熔けきっていないせいか,アルミホイルをくしゃくしゃに丸めたような状態になっています。
結果として,砂型に流し込むことはできませんでした。

代わりに木で作った箱にアルミを取り出してみました。
するとあっという間に発火!!

アルミを入れていたステンレス製の容器は,熱のせいで穴が開いていました。

今回の結果として,
 ・温度は申し分ないくらい高温になった。
 ・一部だがアルミを熔かして液体にすることができた。
 ・アルミを入れる丈夫な容器が必要。
ということがわかりました。

次回やる時には,
 ・もっと大量の木炭を用意しておく。
 ・アルミが熔けだしたら全体を突き込んで混ぜやすい棒を用意しておく。
 ・全体を熔かすことができたら浮かんでくる不純物を取り除く。
に気を付けたいと思います。

さて,用意していた木炭がなくなったのでこれ以上アルミを熔かすことはできませんが,炉の内部にはまだ余った木炭が残っています。このまま放置しては熱がもったいない。
折角なので,控え室にあった完熟バナナを炉に突っ込んで焼いてみました。

現時点の炉の内部温度は500度前後。
家庭用のオーブンが大体200度くらいまでの設定ができるから,炉があるからこそできる焼きバナナの完成です。

うん,甘くておいしい。

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