ダイナミックラボ元理事の永山由高(37)が日置市長選に出馬中! 市長に必要なこととは

ども。テンダーです。
ダイナミックラボ元・理事の永山由高(37)が日置市長選に出馬しています。
投開票は5/16、もうすぐじゃん! というわけで、永山由高(ながやまよしたか)のことを手短に説明させてちょうだいな!
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永山由高との出会い

永山さんとわたくしテンダーが会ったのは確か2013年頃。まだ私が自分のことをヒッピーと自称していた時で、ボロボロの服を着たり、とっても自由そう(正確に言うと非礼と無礼の中間あたり)に過ごしていた時分でした。 永山さんも私も、たまたま県のファシリテーション講座か何かに参加していて、県の交流センターの芝生で鹿児島市議さんと私が一緒にお昼を食べていると、休憩時間に永山さんから話しかけられた。 「こんにちは、テンダーさんが自己紹介でヒッピーって言ってるのって、『この場の権力には屈せずに自由に物を言いますよ』って宣言と、それを場に了解させるのとを一言でやってるってことだよね? いやー、今年一番の衝撃を受けた! すごいわ!」

!!!!!

なんともはや、いきなり手の内を見抜かれた・・・!!! なんと、私がヒッピーと言い続けていた意図を即座に見抜かれてしまった。
お主、やるな! ギラギラしてるけど。 というわけで、なんかギラギラした西郷どんみたいな人に看破され、なんなんだ?! と思いながら私と 西郷どん 永山さんとの初対面は終わったのでした。 その後、いくつかイベントをご一緒した結果、

むしろ仲が悪くなった。

どうやら永山さんは日本政策投資銀行で働いていた履歴から、私からすれば「ビジネス偏重(今思えばたぶん普通のビジネスマンくらい)」していて、 「理想を言ったところで今の社会を動かしているのはビジネス界だろ!」みたいな雰囲気があって、いかに社会システムから独立して自立的に生きるかというテーマを持っている私とは、会うたびにバッチンバッチン激突しまくるのでした。 ただ、永山さんのポリシーは「考えの異なる人を排除しない」ことらしく、なんやかや一緒に何ができるかを模索して月一回のミーティングをしてみたり、イベントをしてみたり(そして顔を合わすたびに意見が食い違って揉める)、というよく分からない関係が続き、 ちょっと疎遠になったりしつつ、月日は流れ・・・。

テンダーがダイナミックラボ設立。理事を永山さんにお願いする

いかに産業や資本主義から独立するかを実践するための実験的工房「ダイナミックラボ」を2016年末に私が立ち上げ。
一般社団法人として設立するも、ビジネスを否定しているような私が代表を務める法人がうまくいくはずもなく、立ち上げ早々困難に直面。 ストレスフルな日々の中、ビジネスのことなら永山さんだ!と藁にもすがる思いで電話をすると、 「おー。テンダー。元気?」 「いやいや、元気じゃないよ! あれやこれやがあーでこーで」 「ふむふむ。じゃあ理事会作るといいよ」 「何それ。じゃあ永山さん理事やってよ!」 「いいよ。他にも数人探しとくわ」 というわけで、まさかの理事OKの即答の、ついでに他の理事まで見繕ってくれて、渋る人には目の前で頭下げて頼み込んでくれたりしました・・・。 おかげさまで、ダイナミックラボ理事の布陣は非営利の実験的一般社団法人としては不思議なくらいやり手の皆さんが集まり、この実験が頓挫しないように、時に面白がって、時に私を叱咤しながら一緒に前に進めていくことになります。 この時点ですでに永山さんは自分の事業として 「離島医療をどう進めるかの、行政と住民との話し合いを橋渡しするために、島民全員(比喩ではなく)と話して率直な意見を聞く」 といったことをやっていてスーパー忙しかったはずなのに、月一回、私の愚痴を聞いたり、資本主義について議論したり、1年以上「付き合って」くれました。 その中で、ちょっとずつ気づいていったのは、永山さんもどんどん変化しているということ。会話の節々に農業の話や環境問題の話が出るようになり、いかにビジネスをやるかという視点よりも、いかに搾取をしないか、という視点の話が増えていった。 私にとってはどんどん話しやすくなり、どんどん好きになっていった。 気づけば永山さんから、すっかりギラギラがなくなっていた。

私はスーパーヒーローを求めない

日本のメディアを見ていて不思議に思うのは、政治家をスーパーヒーローだと思っている人が多いこと。 間接民主主義は自分の代理の誰かを選ぶだけであって、あなたも私もスーパーヒーローではないし、そのあなたや私が選ぶ相手もスーパーヒーローではありません(そもそも選挙とは能力が高い人を選ぶイベントではない)。 政治家に求められる第一の要件は、能力の高さや輝かしい経歴、話のうまさではなくて
「自分と異なる意見の人の話を、どれだけ長く聴き続けられるか?」
「声なき者の声を聞こうとする態度」だと
私は思う。 なぜなら貧困が連鎖するのと同じにように、権力も連鎖するからだ。
ゆえに異なる意見や小さな声を取り上げることは、意識的に取り組まない限り生じ得ない。そして異なる意見や小さな声を「無かったことにしない」のが民主主義だったはずだ。 私が8年にわたる永山さんとの付き合いからわかったことは、 永山さんは「悪者」を作り出すことなく、
相対するひとりひとりを「代えがたいあなた」と見、そのひとりひとりがどうやって力を合わせれば、柔軟でほころびない布を織りあげられるのかに持てる能力を傾けている、ということだ。 私は、そういう人に市長になってほしい。 だからどうか遠方の人も、永山由高の挑戦を以下の方法で応援してくださいな!

鹿児島県・日置市と関係がない人でもできること

  1. 携帯電話の連絡先アプリを立ち上げて、上から順番に鹿児島っぽい人を探す
  2. 電話して、親類縁者や友人に日置市民がいないか聞いてみる
  3. 日置市民の知り合いがいたら、5/16が投開票であることと永山さんのことを伝える!
鹿児島にお住まいの方は、出会う人に都度都度「親類縁者に日置市民いますか?」って聞くと、結構いるよ! チャンスだ! (ちなみに選挙は、関係者の総当たり電話作戦で数十票くらいはすぐに変わります。ぜひ!)

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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて14000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、オープンソースハードウェアの知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 永山さんが「里山を復活させたい。」と言ってました。大概水道になって便利ではありますが身近な水資源をすてています。吹上は井戸掘ってもいい井戸に当たらないらしい。テンダーさんとこは水不足ではなく人で不足ですよね。
    里山再生の地道なやり方を提案してほしいです。

    • 日置の選挙は関係ありませんが、ただいま雨水利用の本を書いています。そちらに乞うご期待!

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