ヤブツバキからの弓矢作りワークショップ、人生観の変わる2日間でした!

ヤブツバキからの弓矢作りワークショップ、人生観の変わる2日間でした!

いやー、みなさん!
射出してますか!

どうもこんにちは。テンダーです。

さる3/10,11に、世界中の弓矢を研究するブンさんを講師にお招きして、ヤブツバキからの本気の弓矢づくりを開催しました。

3/10,11 先住民技術でツバキの弓矢を作る2日間

ヤブツバキからの弓矢作りワークショップ、人生観の変わる2日間でした!

弓矢なんて何に使うんだYO!という平和な御仁、
YOUも弓矢を手にしたら、きっと思わず言っちゃうはず。

「う、美しい・・・!」とね!

そうなんです。
自分で作った弓矢は美しいのです。

というわけで、今日はその一部始終をご報告差し上げますよ!

目次

まずは弓矢を知る

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弓矢を作ろうにも、撃ったことがないと何がいいのかもわからないので、とりあえずみんなで撃ってみる。
ブンさん曰く「あんまり溜めて狙わずに、感覚で!」とのことなので、深く考えずにしばらくパスパス撃ってると、不思議なことにだんだんと精度が上がってくる。

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ちなみに今回初めて知ったけど、なんだかわたくし、弓矢うまいっぽい。
今までろくすっぽ撃ったことなかったけど、やってみたら結構当たりました。嬉しい。

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その後、和弓とそれ以外の弓の違い、世界中の射法、特にヤヒ族インディアンの最後のひとり・イシの技術を重点的に解説してもらう座学を経て、いざツバキ弓の実作開始!

木取り、そして削り出す

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体格に合わせた弓の長さを教えてもらい、

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ツバキを半割にする。ツバキの繊維がねじれてなくてうまくいけば、1本の丸太から2本の弓矢を作る事ができる。

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そしてツバキをけがく。これは握るところ。

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あとはひたすら削る。削って削って削りまくって1日が終わる頃。。。

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一旦できたー!

まさしく弓なり。なるべく左右のアーチを均等に削って行くんだけど、繊維の強さや節の場所などの違いによって、同じ厚みにしたからといって同じアーチにはならないので、ちょっとずつ削っては弦を仮張りして確認する。

まだまだ生木なので、ちょっとずつ慣らしながら、3ヶ月以上かけて乾燥させる。

急ぎすぎて若干削りすぎたけど、初めてだからいいんだもん!

翌日、矢を作る

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翌日、矢を作る。
羽(ギンケイというキジのもの)を割いて、矢羽を作る。

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矢羽をセイタカアワダチソウに接着するんだけど、細かくて結構難しいので、

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ちびっこ、めっちゃ傍観。

というわけで大人だけでがんばって作った矢。

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うーん・・・かっこいい!!!

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さらに、鏃(やじり)を3D設計して、

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3Dプリンタでプリント!
ここにウレタンや発泡スチロールをつければ、人に当たっても痛くない矢が作れるのだ!

なんでも世の中にはスポーツチャンバラ的な弓矢バージョンがあるらしいので、いずれもそれもやりたい。

気づけば1日半で弓矢の両方が作れるようになってしまった。

※ちなみに日本の狩猟の法律(鳥獣保護法)では、矢による狩猟は禁止されているので、日本国内にて矢を使って狩猟をすることはできません!

弓矢を持ってわかったこと

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まだ大して練習してないからなんとも言えないけど、たった1日あれば、十分な狩猟の道具を作れるとわかったことが、自分にとっては火起こしができるようになった時と同じくらいの感覚の変化があった。

電力自給できるようになったとか、理屈で何がどうなったというのとは全然違うレベル。
またひとつ大きなものに繋がった、というのが率直な乾燥。

自分の中で、火起こし、うんこ(老廃物)の循環、雨水利用、そして弓矢は同じ階層にありますな。うむ。

3ヶ月後には乾燥してきて、十分引き絞れるようになるはずなので、そしたら毎日練習開始だ!

(また夏ころに本気の弓矢づくりワークショップをやるかも。中学生以上推奨、どうしてもやりたい人はご一報くださいな)

ヤブツバキからの弓矢作りワークショップ、人生観の変わる2日間でした!

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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて15000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、環境再生技術の知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

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