南さつま市加世田の名レストラン・フルハウスの看板をデジタルファブリケーションで補修しました!

(南さつま市観光協会ウェブサイトよりお借りしました)
ダイナミックラボのある南さつま市随一の名店レストラン、フルハウス。 有機食材を使いつつもお値段控えめ、味はマエストロ! という素晴らしいお店なので、わたくしテンダー、しょっちゅう通っているのですが、ひとつ気になっていたことが。

看板がボロボロである。(2019年11月当時)

なんでも最初は看板なしで営業していたそうで、お客さんから「看板くらい作りなさいよ」と言われて作ったもののそうな。 フルハウスは since1983と書いてあるので(私と同い年!)、おそらく20〜30年は経っているであろう看板。ボロボロなのも頷けますな。 ただ、愛する名店の看板がボロボロなのはいただけない、ということで看板再生作業の寄付を申し出をしたのが昨年11月。 とても喜んでもらったものの、あれよあれよと時間は経って今年7月にようやく直しました。いやはや、お待たせしました。。。
目次

こういう看板を直す時はカッティングプロッタ ーだ!

ダイナミックラボを初めてすぐにもらった大型カッティングプロッター。
すぐに補修して現役バリバリです。
(直した話はこちら↓)
カッティングプロッタ、Graphtech社のFC3100-120を復活させる。
ひとまず、残っている看板デザインを撮影し、トレースして完全データを作る。
元のものは印刷だったらしくシェフアイコンの肌の色も塗ってあるけど、今回はカッティングシートなので、黒と緑の二色に抑えた。 そして完成したベクターデータ(線データ)をカッティングプロッタ FC3100-120に送る。
かなり古いインターフェイスなので、オープンソースソフトウェアに入れ替えたいなぁ、と思いつつ8ヶ月も時間が経ってしまった。 こんなことをしてたら終わらないので、意を決してイラレCS2+CuttingMaster2という時代を感じさせるソフトの組み合わせでカットスタート。
カッティングプロッタ の動きはメチャ速いので、黒シートをiPhoneで撮影すると盛大にぶれる
見づらいけれど、黒部分完成! これを看板の裏表分、さらに道路沿いのサテライト看板分をカットする。時間にしてカット時間は全部で10分くらい。速い。 緑パーツもカットして、いざフルハウスへ!

開店前のお店でコツコツ作業する

はじめに残っていたフィルム部分をきれいに剥がす。 昨年11月よりさらに看板はボロボロになっていて、ほとんど何も残っていなかった・・・。(本当にすいません)
本業だったら、枠全体を分解してアクリル板を洗浄して、照明も磨くんだろうけど、ボランタリーなのでそこは割愛。(終わらなくなるから)
コロナ騒動で全世界から緊急帰国したのち、ダイナミックラボにて修行中のJICA隊員3名も参加。総出です。
乗り掛かった船なので、支柱部分の塗装もやり直し。プライマー吹いて白塗装。
事前に霧吹きで対象面を湿らせる「水張り」でさくっと貼り付け。
ずいぶん整ってきた。
緑以外貼り終わり。やあ、黒がはっきりしているとパリっとしますなぁ。
乗り掛かった船なので(2回目)、ついでに伸び放題のイヌマキの植え込みの剪定もしてきた。 そうこうしているうちに、すっかり夕方になってしまったので、この日は撤退。
塗装まで入れると、乾き待ちが発生するから、時間かかるね!

後日、サテライト看板の補修と全体の仕上げ。

道路沿いにも、もうひとつ看板があって(我々はサテライト看板と呼んでいた)、後日そっちも補修。
もはや何も情報がない看板。 こちらもいらないものを削り取り、
マスキングしてプライマー吹いて、
白塗りして、
ピッカピカ!
強風の中、シールシートが意図しないところにくっつきそうになるトラブルを回避しながら、
無事完成。素晴らしい!
うーん見違えるようだ!

というわけで、加世田の名店・フルハウスにてぜひお食事を。

テンダーお勧めは
・地ダコのジェノヴェーゼ
・ハッシュドビーフ(ハヤシライス)
・グリルチキンカレー

です。

おお、書いているだけでヨダレが・・・。

自家製パンも激しくお勧め。噛むと旨味が広がるパンですよ! (メニューの例・南さつま市観光協会ウェブサイトよりお借りしました)
フルハウス 住所: 鹿児島県南さつま市加世田地頭所1314
駐車場: あり
料金:ランチ目安予算:1,000円~
営業時間:
 11:30~14:30
 18:00~22:00(OS21:00)
休日:月曜、第2日曜(第2日曜翌日は営業)
TEL:0993-53-6857

ついでに看板も見てってね!
ではでは!

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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて15000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、環境再生技術の知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

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