カッティングプロッタ、Graphtech社のFC3100-120を復活させる。

看板作り、続々。

ども。テンダーです。

ダイナミックラボ、廃校を借りてから早五ヶ月半、ようやくロゴが決まり、さらにはカッティングプロッタが蘇り、ダイナミックな看板ができましたよ!

目次

もらったカッティングプロッタが大活躍するまで

看板作り、続々。

状況診断

今回使ったカッティングプロッタは、Graphtech社 / FC3100-120。

福岡のガラス屋さん「クリエイションガラス・ハヤシ」の林さんに頂いたのだけど、
そこそこに古いものらしく、送りのゴムローラーが溶けてベチョベチョになってたり、マニュアルがなくて、英語版のマニュアルを読解したりと四苦八苦。

1.送りローラーの交換

Graphtech社のFC3100-120

とりあえず、aliexpressで同じサイズっぽい送りローラーを注文。見事適合して、交換したら無事に使えるようになった!

2.初期不良の無償対応のため、テクニシャンを呼ぶ

ついでに、Graphtech社の初期不良の無償対応適合品だったので、九州で唯一この機械のことがわかる技術者の方に来ていただき(はるばる福岡から!)、ついでに操作やら、メンテ方法やらめっちゃ教えてもらう。

初期不良の内容は、熱を持つ部品があるらしく、そこに安全装置をかける、くらいの簡単な内容でした。

3.シリアルポート通信を攻略

そしてそして、このカッティングプロッタは、懐かしきシリアルポートでしか通信できない仕様なのだけど、

このアダプタを使うことでUSBでも通信できるようになる。
(いろんな人に、それじゃ通信できないよ、とか色々脅かされたけど、結論としてはできたよ!)

2017.12/5 追記:
いくつかお問い合わせいただいたのですが、うちの場合はそもそも25ピン→9ピンのケーブルが付属していました。お問い合わせを総合すると、25ピンケーブルしかついてなかった場合はUSB変換がうまくいかない、らしい(2人中2人)

そして、このアダプタのドライバーはこちら。(上記リンクで買ったものは「20210」という型番でした!)

ドライバをインストール後、「デバイスマネージャー」から「ポート(COM と LPT)」を見て、
看板作り、続々。

今回は「COM1」が使えるようになったと判断。

4.Adobe IllustratorCS2を入れる

わたくしテンダーはMACユーザーなので、VMwareで仮想windows環境を入れたのち、windowsにAdobe IllustratorCS2をインストール。

普段、mac側ではもっとバージョンの高いイラレを使ってるんだけど、この後に入れるカッティングプロッタ用のプラグインがある程度古いイラレじゃないと入らないっぽい。

5.CuttingMaster2を入れる

GraphtecのCuttingMaster2を入れる(イラレのプラグインになる)。

これは、CuttingMaster3だとこのプロッタには対応してないので使えません。あくまで「2」のみ!

6.イラレのCuttingmasterプラグインの設定をする

その後、IllsutratorCS2を起動、切りたい図柄をベクターデータで作り、
「ファイル」→「Cutting Master2」→「カット・プロット…」を選択

看板作り、続々。

設定をとりあえず「FC3600」

看板作り、続々。

ポートを「COM1」(デバイスマネージャーで見た数字)
カッティングプロッタ、Graphtech社のFC3100-120を復活させる。

そして「送信」を押し、
FC3100-120の本体側で紙を決めて(ロール1、ロール2、シートから選ぶ)、「実行」する。

すると。。。

看板作り、続々。

できたーーーー!!!!
これまたもらいもののガラスに、ロゴをペタリ。

かなり古いカッティングプロッタだけど、曲線も滑らか、動きも機敏で完璧だ!

そして1600mm幅のロールが入るので、バスの側面広告だってできちゃうぜ。

いやー、すごいものを復活させてしまった。

続く!

看板作り、続々。

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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて14000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、オープンソースハードウェアの知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

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