ペットボトル浄水器の大幅改良版、PBP-TOUGHを開発しました!

ペットボトルを活性炭浄水器に変えるための、3Dプリント製アタッチメントPBP-01」。
さらばカートリッジ! ペットボトルを浄水器に変える3Dプリント製の「PBP-01」完成!
コンセプトと性能はよかったものの「強く締め付けると割れる(3Dプリントの積層が割れる)」というもう一声な点がありました。 積層型の3Dプリント品の宿命っちゃ宿命で、溶着する接着剤、アクリサンデーを使えば元に戻せるものの、しなくていい作業ならしなくていいよね、ということでそもそもの設計改良を思い立ち、昨年クリスマスに暫定完成。 そこから修正を繰り返すこと幾星霜…。 とうとう完成、その名も…

PBP-TOUGH(ピービーピータフ! / Pet Bottle Purification-system-Tough)!

というわけで圧倒的に頑丈になったペットボトル浄水器、その改良点をご紹介!

改善点その1 割れ止めステンボルト入り

わかりやすいように透明にした図
もう割れないPBP! それもそのはず、ステンレス製のボルトが入ってるので、いくら人力でペットボトルに締め付けてもまず割れません。 さらにボルト部ができたことで握りやすくなり、ペットボトルに強く締め込みやすくなりました!

改善点その2 耐熱フィラメント採用、熱湯を通すことでPBPを外さずに煮沸消毒できるように!

Nature3Dさんの耐熱フィラメント(3Dプリント材料)、LFY3M を採用。このフィラメントならではの「アニール処理」という作業をすることで、100度のお湯に耐えられるようになりました。 ・水道との接続にシリコンチューブを
・ペットボトルも耐熱のものを使えば
給湯器などからの熱湯(85度程度まで)を通すことで、分解せずに煮沸消毒ができます。 管理の手間の大幅削減!

改善点その3 お茶用の耐熱ペットボトルに対応!

なぜか数年前から、ペットボトルのスクリューが2タイプあったみたいで、これまでのPVP-01は耐熱用の新ペットボトルに対応してませんでした。
首のところにオレンジの輪っかがあるものは耐熱ペットボトル。
他にもスクリュー部が白(透明ではない)のものは耐熱。
今回はスクリュー部を研究することで、耐熱ペットボトルのスクリューにも対応。 さらにシール性能(止水性能)もアップ。PBP-02とペットボトルとの接合部からの水漏れが大幅に減りました。
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というわけでダイラボ通販で販売開始!

材料が良いものに変わったり、部品点数が増えたり、加工の手間も増えたので、申し訳ありませんがお値段は500円アップ。 そのかわり、前よりずっと長持ちするはず。 ペットボトル浄水器ユニット「PBP-TOUGH」
今回も受注生産制なのでお待たせすることとなると思いますが、何卒ご了承ください(一個プリントするのに5時間半かかる)。 ではまた!

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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて14000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、オープンソースハードウェアの知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

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