太悟先生の学校では教えてくれないコト

システムを理解せよ 鳳凰高校サバイバル理科 その2

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こんにちは!
鳳凰高校で教員をやっているインターンのだいごです。

前回の投稿から、だいぶ間が空いてしまいましたが、引き続き、本校で取り組んでいる「サバイバル理科」の模様をお伝えします。

前回の記事はこちら!!

今回は、前回までに学んだシステム思考の基礎をもとに、事前に分けたグループごとに全力プレゼン!!
それぞれが抱える問題を、ループ図を描きながら説明していきます。
※ サバイバル理科チーム以外にも、観光をテーマに活動しているチームも参加

「ループ図をホワイトボードに描く人」と「そのループ図を説明する人」に分かれ、プレゼン3分、テンダーさんからのフィードバック2分の計画で実施しました〜

システム思考とループ図

今回、生徒たちはシステム思考のツールであるループ図を使い、自身の身の回りで発生している問題をシステムとして理解することに挑戦しました。

システム思考とは?

簡単に説明すると、社会で起きている問題をシステムとして考え、問題解決を図るための思考法です。

手っ取り早い目先の解決策ではなく、根本的な問題解決を目指します。

ループ図とは?

▲ 火起こしで火が付くシステムを表したループ図(字が汚くて申し訳ない!!)

小さな力で、システムをより良い方向へ大きく動かすためには、システムを構成している要素同士の関係を俯瞰して眺める必要があります。

その時、活躍するのがループ図です。

システム内の要素と要素を書き出し、その関係を矢印でつなぐことでループ図を作成していきます。

では、なぜ要素同士の関係が重要なのでしょうか?

たとえば、雨が降っている中で火を起こそうとしても、なかなか熱が蓄積しないので、火は起きません。当然ですよね?

「〇〇がこうなったら、△△がこうなる」

といった要素と要素の間の関係を理解していなければ、根本的な問題解決には至りません。

システムがうまく機能するかどうかの多くは、個人の能力ではなく、そもそものシステムのあり方に依存しているとも言えます。

つまり、
「なんでこんなことができないんだ〜!」
という言葉を発することは、システムの改善を考える上では不毛な行為なのです。

システム内の要素同士の関係性を配線し直したり、根本的な考え方を転換したりすることで、多くの問題を解決することができるのではないか?

小さな力で大きく動かせるポイント(レバレッジポイント)を探す手がかりとして、ループ図は用いられます。

1週間という期間を使って、生徒は身の回りのシステムのあれこれをループ図を作成しながら考えてきました。

発表の前に


冒頭で、テンダーさんが前回の時間の補足説明をおこないます。

テーマは「お金」。

テンダーさん:「お金があるとどうなる?」

生徒A:「幸せになる」

テンダーさん:「なんで幸せになるの〜?」

・・・・・・

生徒との対話が始まります。


テンダーさん:「みんな覚えておいて、俺の座右の銘『もらえぬものはない』だ!!」

テンダーさんの説明にも熱が入ります。。。

ん?ん??時間が…

「補足説明を冒頭5~10分でしようかなぁ」
と打ち合わせで話していたテンダーさん。

すでに10分経過…

「時間大丈夫かな?」
と不安に思いつつ、約20分で終了。


テンダーさん、本当にありがとうございます!!!

しかし、時間は取り戻せません。
すかさず、プレゼンの時間に入ります。

生徒によるプレゼン!

生徒がシステム思考を活用して考えたテーマは以下の6つ。

  • 観光客に「また来たい!」と思わせるような地域にするためには?
  • 地域を活気溢れる町にするためは?
  • 地域でイベントを開催するときのメリット・デメリットとは?
  • 勉強時間を増やすためは?
  • ゴミ分別をみんなに意識させるためには?
  • 全体朝礼に集まった生徒が静かに待てるようにするためには?

「なんでそう思うのー?」
「世の中に、ねばならないことはない!」
「どこまでいっても、自分がそうしたいかどうかだよ」
「何がイベントの成功?」

テンダーさんの鋭い指摘が入ります。

生徒は少し困った表情をしながらも、自分なりの考えを発表できていたようです。

大量の宿題が、私たちの学習意欲低下を招く…


特に、「勉強時間を増やすためは?」をテーマとして発表したグループには、いろいろ考えさせられました。

「私の自主性が宿題によって失われている。」
「宿題をやらされるという状況によって、ズルをしてしまう人が出てきてしまう。」

という生徒の発表に、
うーん。これは痛いところを突かれたなぁ。という思いでした。
注:でも少なくとも私は宿題出してないからね。

「自分で自分の課題を設定したほうがいいのではないか?と私たちは考えました。」

もうこれは、普通科全体でプレゼン大会をして、他の先生にも聞いてもらうっきゃない!
そう誓った時間でした。

次回はクリエイティブ腕相撲

さてさて
皆さんは、「クリエイティブ腕相撲」という競技を知っていますか?

うん。私も最近、そういう競技があることを知りました。
注:そんな競技ありません。

次回は、そんなクリエイティブ腕相撲で生徒が楽しむ様子をお伝えします!

では、また!

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