全国のダイラボファンの皆様こんばんは。
トムです。
ラボに来て早2ヶ月半。
都会の小綺麗さがどんどんなくなり、
すっかり僕にも煙の匂いがこびりついてきました。
前回のキコリ記事、
末尾で小屋を作るんです、って軽く言ってから約一ヶ月。。。
ついに小屋が完成しましたよ!!!!よっしゃーーー!!!
そもそも何の小屋? なんで作るの??
今回完成した小屋は、実は堆肥小屋です。
この堆肥小屋を作ることによって、微生物を増やし、より大きな生物の数を増やすことができる。
生態系がつながるための、一つの大きな拠点になるわけですな。
(語尾をテンダーさん風にしてみました)
と、ここまではダイナミックラボにとっての理由なわけで、
作る僕にも個人的な理由がある!!
何を隠そう、僕がここにきた理由は生きるスキルを身につけるため!!
小屋を作る技術は家を作る技術に近いものがあるし、
家を作れるようになれば、3000万円出して高いマイホームを買う必要もなくなるじゃねぇか!!ぐへへ
なんて下心丸出し個人的理由MAXで作り始めるのでした。
全体的な流れ
ざっと完成までの流れを説明すると、一般的には
1. 設計
2. 材料を買う
3. 整地(基礎作り)
4. 柱を立てる
5. 屋根をつける
6. 床を作る
たったこれだけ。
いやめっちゃ簡単そうやん。
一ヶ月もかかるん?
とナメてかかって返り討ち(お約束)。
かかったんですよ!!色々あったんですよ。
(※1 実際知識ゼロ、技術ゼロの僕が見切り発車でやってみるとイレギュラーなこともあるし、
その答えは全然ネットではわからんかったりするし、
行き詰まりまくりました!!)
(※2 みんなわりかしネットとかでさらっとやってる感じだすし、
ハッピーそうな雰囲気ばっか出すけど、
なんかそこだけやったらリアルじゃないやん!!
ということで今回は失敗談をメインに書きますぜ!!)
ということでこっからがリアル小屋作りだい!!
(※3 そして次からの製作レポートが「全体の流れ」を無視して、いきなり整地から始まるのがインターン’S クオリティだい!)
1.果てしなき道の始まり(下準備)
試練1 まずは整地
僕たちの小屋作りはテンダーさんが横浜出張に行っている間に始まりました。
テンダーさんの出張前の言づて
「小屋予定地の基礎を作っといてね。」
小屋予定地の周りには雑木、大きな石があり、土地が全く整地されていなかったのでまずは土地を整えることから始めたのです。まさに聖地
まずはひたすら雑木の伐採。
そしてその後はたくさん穴を掘りました。。
途中とてつもなく硬い堆積岩ゾーンも一生懸命掘りました。
二日間丸まるかけて掘ったんですよ、
_人人人人人人人人人_
> 間違った穴をね!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
テンダーさんが出張から帰ってきたあの日。
忘れることなんてできない、あの一言
「え! なんでこんなとこに穴掘ってんの!?」
・・・。
僕たちは指示を適当に聞いていたため、予定地と全く違うところに穴を掘っていたのです。笑
あの台詞を聞いた瞬間、心の中の何かが音を立てて崩れましたよね。
めちゃめちゃがんばって掘った穴が全くの無意味だったとわかった時、
人間の心は簡単に壊れるのだなと僕は学びました。
そして、その穴は今では親しみをこめてこんな風に呼ばれています。
勘違い堀ってね。
(この日は布団をかぶって、子供のようにえぐえぐ泣きました)
・・・。
というわけで、本当はここに作る必要があった!!
(ちなみにすぐ後ろが勘違い堀だ!)
試練2 丸太の皮むき・焼きいれ
その後、心にダメージを負ったインターン二人は気を取り直すために別作業に取り組みました。
丸太は皮をつけたままだと、虫もつくし、乾燥も遅くなるのでまずは皮をむいていきます。
そして今回の小屋は掘っ立て小屋の予定。
丸太はそのまま地中に埋めると湿気や雨で簡単に腐ってしまいます。
なので土に埋める丸太の表面を焼いて、炭化させます。
こうすることによって丸太が腐りにくくなり、なんと! ものによっては50年ももつそうですよ!
こんがり美味しく焼けました!
チョコレートの少ないポッキーみたいですね!
と思いきや、これも間違えて梁(はり)にする丸太まで焼いてしまいました。
大阪名物・勘違い焼きや!
試練3 人生初の設計図書き+材の買出し
ご覧ください。
素晴らしく上手な設計図ですよね。
綺麗過ぎて、見る気を失うレベルですよね。
そしてこの図が不十分だったので、
実際に僕たちは作業中、この設計図をほとんど見ることなく、全く違う寸法の小屋を作ってしまいました!!
ちなみにこの設計図もどきは、元々テンダーさんが昔作ったピザ釜小屋の寸法を測って書き込んだだけなので、実は設計なんて全くしていなかったのです。
(この小屋)
そして、この設計図を適当に済ませたのが全ての元凶のもとでしたー!!
このせいで以後の作業全て、
土木作業をする時も、
木の加工をする際も、
雨の日も風の日も、
何度も何度も余計な採寸をし直して必要のない作業をしてしまうハメになったのです。。。
そんなこととはつゆ知らず、意気揚々とホームセンターに買い出しに行く僕ら。
行ったら行ったで、買った大量の材の荷造りに苦戦し、ロープワークだけで1時間以上かかったのでした。ひー
(それでもしっかり撮影)
小屋自体の製作に入る前に、すでに間違いばっかり。
全然ハッピー感ないですやん!
というわけでここまでの教訓を一回総括します!
小屋作りをハッピーに進めるための学び
1. 設計図の書き方を勉強しておく
これがもうめちゃくちゃ大切!!
途中で僕たちが困るたびに、通りがかりの大工さんが助けてくれたのですが、
その度に「設計図は?」と聞かれ、
「いや実は設計図が適当で・・・」
「そりゃできねぇよ!!」
何度もこれを繰り返したわけです!!
今思い出すだけでも恥ずかしい!
顔を両手で覆ったまま、でんぐり返ししたい!
ただね。。。
言い訳なんですけどね。。。
実はこの設計図もどきを作った時、屋根勾配(やねこうばい)っていう得体の知れない壁にぶち当たってしまい、インターン’sはやる気を失ってしまったのです。
この屋根勾配の話は、計算やら新出単語やらがいっぱい出てくるので、別記事にまとめますね。
僕も小屋を作るんじゃー! というやる気のある人は是非見てみてください。
2. てゆうかそもそもしっかり人の話を聞く!!
ええ、これに限りますね!!
いやこれが一番大切!!人生で一番大切!!
勘違い掘のために2日間、無駄な時間を過ごしました。
もしみなさんが誰かにお願いされて小屋を作る場合、しっかり場所の確認はしましょうね!!
わからなかったら流さずに、その瞬間に話を止めて聞き返しましょうね!
まぁ僕の場合は人の話をきくべきですけどね!!
小屋作り<屋根勾配編>・<土木編>へと続く
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