鋳造の型を作る(のを手伝う)!インターン江坂の11日目

インターン生の江坂です!

インターン中の日々を記事にしてアップしていく予定が、しばらくさぼってしまいました。

 

これまでの間、ダイナミックラボのにわとりを捌いたり、もらったいのししを捌いたり、校庭に落ちているくるみを拾ったりしていました。

ぜんぜんものづくりをしていないですね!

でも、ものづくり以外もできるのもダイナミックラボのいいところです!

 

目次

3Dプリンタで作ったものを使って、鋳造の型を作る!

さて、11日目はテンダーさんのアルミ鋳造チャレンジの手伝いをしました。

 

3Dプリンタで出力したものを使って、鋳造の型をつくろうというものです。

 

これができると、3Dプリンタで作れるものを金属に置き換えることができます!

金属になると、道具が道具としてちゃんと機能するようになったり、しっかりした部品が作れたりします。これは楽しみですね!トミカがプリウスになるようなものです。

 

今回は3Dプリントの模型はすでにあったので、型を作るところからです!

 

まずはじめに、型の枠を作ります。

 

 

木材をパパっと切って、エアタッカーでとめて(試作なのでだいたいです)、

 

 

できました。自転車が今回の3Dプリント模型です。

 

 

そしたら次は、「鋳物砂(いものずな)」という鋳造の型に使う砂を用意します。固まっているので、ハンマーと手でほぐします。

 

これだけで1000円くらいするらしいです。繰り返し使えるので、うっかりお好み焼きにして食べてしまったりしないように気をつけます。

 

 

ほぐせたら、すこし水で湿らせて、型として固まるようにします。粘土ほどではなくて、ほんのりうるおいを与える程度です。

 

ここまで見ると作り方がお好み焼きと同じです。

 

 

すこし湿らせた鋳物砂を、枠内に3Dプリント模型を配置した上に入れ、上から押し固めます。

 

そのへんにあった長ボルトで押し固めました。

 

そしてひっくり返すと、

 

 

模型がきれいに埋まっている!エジプト壁画みたい!古代文明にかなり便利な道具があったみたいになっています。

 

でもこのまま壁にかけて飾るわけにもいかないので、
この自転車の形が残るように慎重に模型を抜いて、鋳造の型にせねばなりません。

 

 

大事なところはテンダーさんがやります。

 

(けっこうぴったりはまっているけど、抜けるのかな?)

 

 

きれいに抜けませんでした…

 

その後鋳物砂の押し固めをもっと強くやったり、鋳物砂の上から模型を押し付けて溝を作るなどいろいろ試しましたが、ダメでした。

 

テンダーさんも鋳造はやったことないみたいで、僕もやったことがないので、こんな手探りの感じです。次は3Dプリントする模型の形を調整して、抜けやすくしてみる予定です!

 

 

今日は残念ながらアルミを溶かして流し込むところまでたどり着きませんでしたが、いちおう炉でアルミを溶かす準備はしていました。

 

これは「オガライト」という燃料です。はじめテンダーさんはなんで伊達巻を持ってきたのかと思いました。

 

次はこのちくわが炎上しているところが見られると思います!

(でもメインはこのちくわではなくアルミと型です)

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 鋳型作り興味深く拝見いたしました、3Dプリンターで製作した模型に抜けテパーつけて離型剤塗ってあったでしょうか?1,5度位の抜け勾配必要かと思います。又、砂の代わりに石膏が使えるかと思います、昭和30年代東京に金峰町から出て木型作りの修行した者が15~6人いました。(内、大坂中学校から8人ばかりいました私その一人です)こんな関係で興味深く拝見いたしました、成功期待してます

    • おお、有村さん、初めまして。

      まさかまさかの、金峰町から木型修行に行った方々いらっしゃったのですね!
      ぜひ詳しい技術的なお話をお聞きしたいですが、有村さんが、金峰に戻っていらっしゃる機会ってありますか?

  • 目にとめていただき有難うございます、私、この年78歳になり身内も大坂に居ませんので戻ることもないと思いますが、宜しけれは私の後輩(牛之河内の出身)が鴨池に住んで居ますので紹介しますが、彼、神奈川県では大手規模の木型製作所を経営してましたから、技術的に詳しいですよ。もし話聞きたいようでしたら、かれの了解を得たうえで紹介致しますのでもう一度メール頂けないでしょうか。

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