どうもこんにちは。テンダーです。
さてはて、みんな大好きモバイルハウス。
何を隠そうわたくしテンダー、「重いものを軽トラに乗っけるくらいなら、そもそもテント持ち運べばいいじゃん!」と思っていて、あんまりモバイルハウスに興味がなかったのです。
そんな今月・10月上旬。リンリンリンとダイナミックラボの電話がなりまして。
テンダー「ダイナミックラボです」
電話主「あ、そちらでモバイルハウス作れないかと思いまして、ご連絡差し上げたんですけど・・・」
テンダー「えーと、場所と道具はありますけど、ワークショップをご希望でしょうか。それとも自作するために場所と道具だけ借りたい、ということでしょうか?」
電話主「あ、場所と道具だけの方で」
テンダー「(・・・ムム、こやつできるな!)はーい、わかりました。木材、ビスなど、それから刃物は持ち込んでくださいな。ちなみに、大工の経験はおありですか?」
電話主「ちょっと家具を作ったことありますけど、大工はまだないです。。。今月から3週間くらい滞在しながら製作してもいいですか?」
テンダー「(・・・ムムムム、大丈夫かな・・??)1日利用×3週間ということでいいですけど、技術指導などは有料になりますので、その旨ご了承くださいませ」
電話主「了解しました」
ガチャン。
大工したことないけど、モバイルハウスを作りたい。
うーん、危険な匂いがする。
ちょっとやってみて「思ってたのと違った」という理由で帰ったりしちゃうんだろうな・・・。とあまり期待をせずに約束の日を迎えると、
いらしたのは20代の松本さん(写真左)。
話を聞くと、
・設計図はない(イメージ図はある)
・ご予算5〜10万円
・時間はある
・家の形ができればいいと思っている
という心構えが発覚。
アイヤー、危険だ。これは危険だ!
道路で人に迷惑かけちゃうパターンだ!
というわけで、見るに見かねて、設計図の書き方、簡単な木材の組み方、そして割り箸とかでいいから模型を作る大事さを説明。
ちなみにわたくし、特に大工得意キャラじゃないので、大工をあんまり人に教える気にならないのです。しかしそんなことも言ってられないので、若干面倒に思いながらも足早に説明(感じ悪かったと思う、ごめんなさい)。
それから数日、ずっと机に向かっている松本さんを横目に日々の作業をしていると。。。
お!
おおお!
おおおおお!
OH MY GOD!
なんと松本さん、ちょっとやそっとじゃないくらい勤勉な方なのでした。
ずーっと調べて、コツコツ練習して、わずか数日のうちに設計図を書き、模型を作り、模型通りに木材に墨付けし、墨付け通りに溝彫りを完了。
ついでに、4Mクラスの資材を買いに行くために、ロープワークもマスター。
必要なことをひとつひとつクリアするために、数日でどんどんたくましくなる。
もうとにかく「それはできない」と言わない。
いつも「やってみます」と言う。
そしてそれが、無謀ゆえの「やってみます」ではなくて、身につけるための「やってみます」になってる。すごい。
小さなiPhoneと、ラボにある雑誌で調べ物を繰り返しながら、さらに数日後。
モバイルハウスの全てのパネル骨組みが完成して、立体になった!
すごい。すごいぞ松本さん。
いやー、、、世の中こんな人もいるんだなぁ。私、感銘を受けました。
そして意気揚々とできた骨組みを軽トラに乗っけたところで
「それ、2.5M超えてない?」
というわたくしテンダーの一言に、度肝を抜かれる松本さんの図。
(地上高250cmまでの法律上の制限に引っかかってしまう)
[人生初・鉄切り]
どうやら7cmオーバーしていたので急遽、すのこ代わりのパレットをやめて、単管(鉄パイプ)をモバイルハウスの底面に取り付け、すのこ&モバイルハウス取り外し時の要点にすることに。
ついでに、テンダー考案のモバイルハウス取り外し新技法を確立して、もろもろ一挙解決!
(最終的には柱を全部数センチ切って250cmに収めたみたい)
そんなこんなしてたら、松本さんのご友人の可憐な女性が、突如お手伝いしてくれることになり、
なんだこれ青春か。
うーん、この楽しそうな感じはなんなんだろうか。
初めてやることに抵抗のない感じ、労苦に悲壮感のない感じ。
なんというかうまく言えないけど、松本さんが自由であるためにモバイルハウスを作る、というその作業自体から自由さが湧き出ているように感じられるのでした。
まだ2週間も経ってないけど、来た当初よりずいぶんたくましくなった松本さん。
いいなー、楽しそうだなー、モバイルハウス。
ダイナミックラボ軽トラは2台あるし、一台をモバイルハウス化しちゃおうか、と悩み中。
めっちゃ松本さんに影響を受けてます。
おそるべし松本!
続く。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんばんわ、お疲れ様です。先日お会いした若者ですね。
完成が楽しみです。完成までを紹介して下さい。
自分で製作することの楽しさをもっと多くの人に体験して頂きたいですね。出来るだけ軽量でするならポリカボーネート
を窓に使用するなど。アルミのサッシは簡単にサイズにカットして使えますよ。固定ビートは厚みよって通販で必要分だけ購入できます。
思いつきの乱文です。ごめんなさい唯、嬉しくて書きました。
もちろん完成までをアップしていきますよ!
窓はポリカで考えてて、枠は木製にするそうです。
なんにせよ処女作なので、経過観察的に使ってみて、もっとこうしよう、こう直そうとなっていくと思います。
いやはや、清々しい!
モバイルハウス作りたいな〜と思ってました。
松本さんに現場を見に来ていいか聞いてもらえないでしょうか?
おお、まむしさんお久しぶりです。
随時ちょこちょこ見学の方がいらしてるので、特に承諾なくいらしても大丈夫ですよー!