金属加工未経験のヤスミさん(京丹後市・地域おこし協力隊)が1週間でプラ破砕機を作り上げる!

京都の北側、京丹後市から地域おこし協力隊のヤスミさんとお仲間がダイナミックラボ視察にいらっしゃったのが、さる11月。 その後、

「プラ破砕機を売ってください!」

とヤスミさんから連絡が来るものの、

「いや、(あなた根性ありそうだから)1週間ダイラボに滞在して作り方覚えなよ!」

とお返事し、

「では行きます!」

と、とんとん拍子にコトは進み、12月の1週間、ヤスミさんはダイナミックラボに泊まり込みで precious plastic シュレッダー(プラ破砕機)をイチから作ることになったのでした・・・!
京丹後市地域おこし協力隊のヤスミさん。京丹後市では e-bike事業と海岸清掃をやってます。趣味は筋トレ。
ダイナミックラボ伝統の手作業による金属切断、やすりがけ、ハンマーワーク、測定、精度出し、溶接などの加工技術を2日間学んだのち、いざシュレッダー組み立て!
写真には写ってないけど、金属加工の鬼(テンダー義父)と、私テンダーの2人講師体制でみっちり1週間。
溶接(半自動)も初体験から毎日練習して、4日目くらいから実用レベルに。 調子良く進む → 何かを間違えていてやり直し → ちょっと進む、を繰り返すこと星数の如し。
なんだか様子のおかしいヤスミさんではありますが…(ちなみにこの映像は我が家では「ふと我に返るビーバー」と呼ばれています)
7日目の夕方、ようやくコアユニットが完成して、軸周りのテスト!

泣くなーー!!!

感動して泣くヤスミくん。素直だなぁ。 そんなこんなで作業を続け、深夜にようやく一式完成。
いよいよ耐久テストです!

いやー、大成功!

根性があれば金属加工未経験から7日間(徹夜数日含む、途中一日ごみ問題の社会科見学日で外出)で破砕機を作れることが証明されました。 そしてヤスミくんは、人生のうちのたった1週間頑張ったことで、以後この機械のフルメンテを自分ですることができて、金属加工自体も覚えられて、この機械を作ることを請け負える(=業が増えた)わけです。 かたやお金を払って機械を注文していたら、以後壊れるたびにお金を払って誰かに直してもらうことになり、自分のできることは増えず、出費は以後増えていくわけです(=負債が増える)。 本人も「シュレッダーを作る以上のことがたくさんこの一連に込められていて、本当に来てよかった」と言ってくれました。 えがったえがった! というわけで、プレシャスプラスティック丹後、これから始まりますよ!
京丹後市の地域おこし協力隊、ヤスミコウジ(八隅孝治)に乞うご期待!!!
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この記事を書いた人

考えて、作り、実践して、伝える作業を繰り返しています。 版元を作り出版した著書「わがや電力」は直販にて14000部を売上げ。 先住民技術、NVCとシステム思考、オープンソースハードウェアの知恵を使い、生態系を模倣する文明を研究中。鹿児島の廃保育園にて環境問題を解決するための工房・ダイナミックラボを運営

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